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合唱オペラ
少年少女恐竜記
​(委嘱・初演)

加藤直 + 寺嶋陸也 + 栗山文昭 + 栗友会

その集大成といえる合唱オペラ新作を上演いたします

 栗山文昭と栗友会が 20 年にわたり開催してきた「もんめシリーズ」の 13 回目「じゅうさんもんめコンサート」では、新作合唱オペラ「少年少女恐竜記」を委嘱・初演いたします。台本・詩は加藤直、作曲は寺嶋陸也。栗友会と協働を積み重ねた 2 人によって生み出された新作に、栗友会全員で取り組みます。特別出演に俳優の富田直美、楽器奏者にはフルート竹山愛、オーボエ古部賢一、打楽器高良久美子を迎えます。(ピアノは作曲の寺嶋陸也が演奏します)

 栗友会と栗山文昭は、「合唱表現の可能性に挑戦する」という精神のもと、40 年以上にわたり、合唱オペラ・合唱劇もしくはシアターピースと呼ばれる「動きや演技を伴った合唱作品」の上演に取り組み、新作を世に送り出し続けてきました。そして加藤直は 1985 年オペラ「火の鳥」にて栗山・栗友会と出会って以降現在まで「なぜ歌うのか」という根本的な問いをメンバー1 人 1 人に向けつづけています。

 本公演は、1988 年に初めて栗友会全員で取り組んだ「子供の十字軍」(台本:加藤直、作曲:新実徳英・青島広志の共作)公演以来の、栗友会全員が出演する合唱オペラとなります。サントリーホールのステージ上のみならず、舞台後方の客席も含めた空間で総勢 200 名以上が創り出す、立体的な舞台にご期待ください。

 コロナ禍によるさまざまな制約の中、オンラインによる練習や、対面にあたっては可能な限りの感染対策を講じ、工夫を凝らした練習を積み重ねて開催をめざしております。空気を媒体として伝搬する声・音を、劇場という同じ空間でお客様と共有することにこそ、合唱作品を演奏する本当の意味があると、コロナ禍を経て改めて感じています。限られた条件での公演となる可能性を覚悟しつつ、多くのお客さまに新作合唱オペラ「少年少女恐竜記」を劇場で共有していただきたいと切に希望しています。

加藤直&栗友会の合唱オペラ初演作品一覧

●星からとどいた歌(1987)(混声) 
●歌の消息(1994) (混声) 
●ヴィヨン 笑う中世(1997) (混声) 
●戒厳令(1997) (混声) 
●冬のオペラ 大正二十五年の(2002) (混声) 
●樹の奇・危・嬉 (2006) (混声) 
●オホホ島奇譚(2006) (混声) 
●コワレタイ(2008) (女声) 
●アシタノキョウカ(2011)(混声) 
●たびたびオトメそして旅(2011)(女声) 
●海の少女(2012)(混声) 
●そして旅に出た(2016)(混声) 
●帽子とユニコーン(2018)(男声) 

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